写真:アルキデスオオヒラタクワガタ(長歯型)

今回は産卵準備が整ったカブクワ♀を投入する際のセット(産卵セットと呼びます)の組み方について、概要を説明します。

まずは全体の流れをざっと説明します。

  • 1.産卵セットを組む
  • 2.交尾済み且つ交尾から1週間ほど置いた♀をセットに投入する
  • 3.3週間ほどそっとしておく(エサ切れに要注意)
  • 4.♀のみ回収する、セットはさらに2週間ほどそっとしておく。
  • 5.卵or幼虫の回収

こんなかんじ。

次にクワカブの産卵の仕方について軽く説明します。

まず説明が簡単なカブトについて。

カブトは一般的に流通しているものであれば、国内外問わずマットに卵を産みます。

マットとしてはカブトムシ幼虫飼育用マットを使っておけば間違い有りません。

カブトムシ幼虫飼育用マットにも色々種類が有るので、ショップの店員さんにオススメを聞くのが一番だと思います。

終わり。

んで、クワガタの産卵について。

大きく分けて、朽ち木に卵を産む「材産み」と、マットに卵を産む「マット産み」の2パターンが有ります。

大雑把に分けると・・・

オオクワガタ、コクワガタ、フタマタクワガタ、シカクワガタ、オニクワガタ、オオツヤクワガタの仲間は材産みです。

ヒラタクワガタ、アンタエウスオオクワガタ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、ホソアカクワガタの仲間はマット産みです。

しかしアンタエウスオオクワガタが良い例ですが、大多数が材/マット産みの仲間でも例外が存在するので、ショップの店員さんに質問をするのが良いでしょう。

クワガタに関しては産卵するタイプを間違えてセットを組むと全く産まないことが良くあります。注意しましょう。

次回は「材産み」タイプのクワガタの産卵セットの組み方について、説明します。