~昆虫類編~
ここでは夜に出会える生き物を紹介します。
・・オキナワヒラタクワガタ
沖縄で一番ふつーに見つけられるクワガタその1。あだ名は「オキヒラ」。
南よりも北のほうに、海の近くより山のほうに多い。
南だとタブノキやショウロウクサギに、北だとアカメガシワにくっついてるよ。
落っこちたイヌビワの実を食べている姿が 見つかるかも…。
・オキナワノコギリクワガタ
沖縄で一番ふつーに見つけられるクワガタその2。あだ名は「オキノコ」。北よりも南のほうに、山のほうより家のまわりに多い。オキナワヒラタと正反対。
南だとタブノキやショウロウクサギに、北だとアカメガシワやシークヮーサーの木にくっついてるよ。
オキナワヒラタと同じ場所で見つかるかも…。
・オキナワネブトクワガタ
クワガタに見えないクワガタその1。あだ名は「オキネブ」。
大きさは1cm~2cmくらい。ちっちゃい。よくよく見ると、かっこいい形のアゴを持ってる。
幼虫はマツなどの、針葉樹のくち木を食べる(普通のクワガタは広葉樹のくち木)。
8月の終わりごろからソウシジュにわんさか集まるよ。
たまーーに木の上を歩いてたりするかも…。
・ルイスツノヒョウタンクワガタ
クワガタに見えないクワガタその2。あだ名は「ルイス」。大きさは1.5cm~2cmくらい。
よく見るとヘンテコな形のアゴがくっついてる。
ふだんはくち木の中で暮らすひきこもりなクワガタ。そしてほかの虫や肉を食べる。クワガタらしさを全力で捨ててきている。
はたまーーに木の上を歩くことも…。
・マメクワガタ
クワガタに見えないクワガタその2。あだ名は「マメクワ」。
くち木の中で暮らすひきこもりなクワガタ。大きさも9mmくらい。
そしてほかの虫や肉を食べる。ルイス以上にクワガタらしさを全力で捨てている。
ソウシジュの落ち枝の中にいたり、たまーに木の上を歩いてたりするよ。
・サツマゴキブリ
はねが退化しちゃったゴキブリ。三葉虫みたい。
「サツマ」と名前がついているけれど、鹿児島にしかいないわけじゃない。東京の伊豆諸島や沖縄にわさわさいる。
大きさは3~5cmくらい。
ものの隙間、道路の上や葉っぱの上、木の幹などなど、いろんなところで見つけられるよ。
・マダラゴキブリ
ザ・ゴキブリという形。しかし「きれいな水辺」にしかいない、キレイ好きなゴキブリ。
裏を返すと、このゴキブリがいる所の近くには、きれいな水辺があると考えることができる。大きさは5cmくらい。
木の幹や葉っぱの上、電信柱にくっついていることが多いよ。
・オガサワラゴキブリ
「オガサワラ」と名前がついているけれど、世界中にいるよ。サギじゃん!! けっこう小さめ。2cmくらい。
木の幹や葉っぱの上、電信柱にくっついていることが多いよ。
・オキナワナナフシ(アマミナナフシ)
ただの枝にしか見えないけど、バッタの仲間。ほそながーい。
死んだふりをしている姿は細長い枝そっくり。
日本最大のナナフシらしい。知らなかった…。
道沿いの葉っぱのうらで、葉っぱを食べていることが多いよ。
。
・コブナナフシ
オキナワナナフシよりもずんぐりしていて、コブコブしているナナフシ。
死んだふりをしている姿は折れた枯れ枝そっくり。
オキナワナナフシと同じような場所で見つかることが多いよ。
・オキナワモリバッタ
はねが短くなっちゃった(退化した)バッタ。けっこうハデな色をしてる。ジャンプ力は強め。
なんではねが短くなったんだろう…。かんがえてみよう。
葉っぱの上で見つかることが多いよ。
・セスジツユムシ
緑一色の、バッタのなかま。エサはいろんな種類の葉っぱ。懐中電灯の光に向かって飛んでくることがあるよ。
葉っぱの上で、食事している姿が見られるかも…。
・タイワンクツワムシ
茶色っぽいバッタのなかま。エサはクズという植物の葉っぱ。ときどき共食いもするらしい…。
大きさは7cmくらい。でっかい。鳴き声もとてもでっかい。
葉っぱの上やクワズイモの茎に止まっていることが多いよ。
・コバネコロギス
ハデハデな色の、バッタのなかま。触角がやたら長い。「コバネ」ってあるけどほっとんどハネないじゃん!!大きさは2cmくらい。
他のこん虫やくだものを食べるよ。花のみつが大好物。
少し高いところの葉っぱのうらにいるところが多いよ。
・ナナホシキンカメムシ
キラキラ輝くキレイなカメムシ。ふつーのカメムシよりくさくない。けどやっぱりくさい。通称「ナナキン」。
キラキラしてる理由は、敵の目をあざむくため、らしい…。ホントにそうなのか?
葉っぱのうらで集まって寝てることが多いよ。
・オキナワハンミョウ
七色にかがやくキレイな虫。だけど、物凄くどう猛。2~3cmくらい。つかむとかみついてくるよ。あんまり痛くないけど…。
昼間は飛び回るから観察しづらいけど、夜は寝てるので観察し放題。
葉っぱの上で見つかることが多いよ。
・コハンミョウ(?)
オキナワハンミョウに比べると、地味~な感じ。ちょっとメタリック。そしてやっぱりどう猛。
1cmちょいくらい。ちっちゃいから、かみつかれても全然痛くないよ。
オキナワハンミョウより数は少ない感じ。
葉っぱの上で見つかることが多いよ。
・オオスナハラゴミムシ
黒くて地面を歩き回るので、(クワガタ!?)とカンちがいしてしまうニクいやつ。
生き物の死がいや、落ちたくだものとかを食べる掃除屋さん。
道路の上を歩いていることが多いよ。
・リュウキュウセスジゲンゴロウ
「ゲンゴロウ」という、水の中で暮らすこん虫のひとつ。
大きさは3ミリくらい。ちっちゃい!!!
雨上がりの水たまりで泳いでいることが多いよ。
・シオロビアゲハ
みんな大好きアゲハチョウ のなかま。真っ黒いハネに白い帯が入てるからシロオビアゲハ。
昼間はパタパタ飛んで観察しづらいけど、夜は寝てて動かないので観察しほうだい。
木の葉っぱ裏側にいることが多よ。
・イシガケチョウ
タテハチョウのなかま。
昼間はとてもすばしっこく飛んでいて観察できないけど、夜はじっくり観察できる。
シロオビアゲハと同じような場所にいることが多いよ。